映画館へ
先日、妻と2人で”ネブワース1996″という映画を観に行った。そういえば一緒に映画館に行ったのは初めてだったなぁ……。
よりによって”バンドのドキュメンタリー映画かよ”と思われるかも知れないが、音楽に無頓着な妻の方から観に行こうと提案してくれたのだ。きっと私の洋ロック好きを知ってのことだと思うが、予想外な発言に少し驚きつつも自分の趣味を共有できてるような感じが素直に嬉しかった。映画自体も楽しんでいたようなので作品の紹介でもしようかと思う。まずはバンドについて↓↓
oasis
CDのトータルセールス7000枚以上を誇り”ビートルズ2世”との呼び声高いモンスターバンド「オエイシス」。バンドの主軸はヴォーカルの”リアム・ギャラガー”、ギターの”ノエル・ギャラガー”のギャラガー兄弟だ。「眉毛兄弟」や「世界一仲の悪い兄弟」他にも色んな異名があったと思うが、とにかくこの2人の才能が爆発している。Voで弟のリアムは”ジョン・レノン”と”ジョニー・ロットン”2つの声を持つと言われる天性のフロントマン。膝を曲げ、両手を後ろで組み、見上げるように歌う独特の歌い方は一度はマネしたくなる。私も新卒で入社した会社の忘年会のカラオケでリアムスタイルの歌唱法を披露したが、誰1人ピンと来ず苦い思い出となってしまった。そしてGt&Voの兄ノエル、楽曲のほとんどを彼が作り弟に歌わせる、こちらは曲作りの天才。ヴォーカルも非常に魅力的で、ザラッとして粘り気のあるリアムの声とは対照的に甘くて優しい包み込むような歌声である。名曲”Don’t Look Back in Anger”は誰しも耳にしたことがあるだろう。
KNEBWORTH 1996
今回の作品はoasisが1996年にネブワースで行った大規模な野外ライブをフィーチャーした内容となっている。感想としては、上がったり落ちたりの抑揚は無く、2日間のライブをアーティスト、ファン両方の目線で振り返るといったもの。終始平坦な感じで進んでいき、ここが見どころだと言う場面も特に無い。だがしかし、見ていて不思議と飽きが来ない。中盤以降はまだ終わらないでくれと、見終わった後は名残惜しささえ覚えていた。彼らのパフォーマンスがあまりに格好良すぎてストーリー性など必要ない程だった。比較的キャッチーでとっつきやすい曲が多いためバンドを知らない人でも楽しめるのではないかと思う。音楽以外に注目したのはファッションだ。アパレル出身の私はどうしても服に目がいってしまう。adidasのジャージやトリムTシャツ、アノラックパーカー、緩めのチェックシャツ等90’sの強烈な匂いがたまらなく良い。労働階級出身のオアシスを体現するかのようなファンの装いが印象的だった。
本職の陶磁器関連より力が入ってしまったが、私のような音楽好きがどのような作品を創るのか少しでも興味を持って頂けるとこれ幸い。
無理矢理こじつけたが……以上。