天正5年(1577年)、吉田村の流れる羽口川の上流で、我が国で最初といわれる磁器の原料”磁鉱石”が発見されましたが、この当時日本にはまだ本当の”磁器”はなかったと言われています。
それから数年後、肥前佐賀藩の藩主”鍋島直茂”公は朝鮮半島から多くの陶工を連れ帰り、そのうちの一人を”吉田山”へ送り陶業をはじめようとしましたが、当時発見された磁鉱石では足りずに吉田村皿屋鳥居原に陶土を求めて、そこで初めての陶磁器がつくられました。
その後、寛永年間に朝鮮出身の陶工”李参平”が”有田・天狗谷”にて磁鉱石を発見すると、陶土が豊富に有田で採れるようになり、有田・三川内・吉田・波佐見・鍋島など肥前地区全体で陶磁器が盛んにつくられるようになりました。
それから400年。有田と同様の歴史を誇る”肥前吉田焼”です。
江口製陶所は1947年に”江口窯”の窯名にて、吉田焼陶磁業の繁栄を祈願し建立された『吉浦神社』のおひざ元に開窯いたしました。当社の家庭用(一般用)食器の銘(ブランド)である”吉浦”はこの神社にあやかっています。それから70余年、染付を中心とした手作りの温かみのある器を製作してまいりました。創業当初は主に”業務用食器”(ホテル/旅館/割烹などで使用する食器)を、3代目の私より”一般用食器”も徐々に手掛けるようになってまいりました。
それから時代のニーズに対応すべく、よりオリジナル性のある”名入れ食器”をはじめに、OEMにて”お客様の独自のブランド製品”を手掛けるようになり、”肥前吉田焼”の良さを広めるべく日々製作に励んでおります。
江口製陶所 代表取締役/江口直人(右:江口知佐子)
会社概要
会社名 | 有限会社 江口製陶所 |
所在地 | 〒843-0303 佐賀県嬉野市嬉野町大字吉田丁4753 |
代表者 | 代表取締役 江口 直人 |
創業 / 設立 | 創業/1947年4月 法人設立/1962年4月(有限会社化) |
資本金 | 3,000千円 |
TEL / FAX | 0954-43-9421 / 0954-43-8562 |
WEB | http://eguchiseitosho.jp/ 当サイト:江口製陶所<吉浦> https://kazangama.com/ 業務食器<嘉山窯> 江口製陶所<吉浦> Facebook 江口製陶所<吉浦> instagram |
従業員数 | 常用 4名 臨時 2名 |
沿革 | 1947.4 江口窯 開窯 (初代/江口好嘉) 1962.4 有限会社 江口製陶所 法人化 (代表取締役 2代目/江口久) 1996.4 3代目/江口直人 代表取締役就任 |